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静止すること

稽古では、身体を常に静止させ動作することを目指す 体術・剣・杖の動作のとき、常に静止させておくことに重きをおき、 素振りの段階で反動で振らないことを意識させる 常に身体の半身の切り替えにより剣と杖を振るので、 剣(杖)の位置・角度と半身のズレには相対関係がある よって、 半身の動きが止まれば、剣(杖)も直ちに静止し変化することができる 静止しているので、切る(打つ突く)狙いの箇所も正確になる 剣の場合は更に、 半身の動きが停まると、剣の引きがなくなるため切れなくなる 活殺自在の動きにつながってくる これはおそらく野球のバットスイングも同じことが言えるのでは? バットを反動で振るのではなく、常に静止させて振ること 表現を換えると、剣を遅くふる、バットを遅くふる

差から産まれる

技をかける(□)は 相手と自分に自然体の差があるために起こる 剛の1段階目の 貼って抜いて引っ掛けるも自然体の差を作るため 逆にいうと、 自然体の差があれば、自ずと技がかかる(□) 自然体を向上し差を産むには、 臍下丹田(剛):腹を据え、全てを受ける 目線(柔):目的のみに意識を集中する 場(流):周囲に氣を配置させ、他を重んじる 自然体が向上すると 周りの意識と差が生じ、その意識が現実化(実に現れる)し、 無から有が産まれる 合気道では技がかかることだが、これは日常生活の中でも同様 無から有を産むには、差をつくることが重要 その差は自然体の差であり、 自然体の差は意識によって産まれる

身体操作と意識操作

ふつうは、 身体の操作で技がかかるものと考えられている 例えば、剛の1番の稽古方法では、 1.貼って   △ 2.抜いて   ○ 3.引っ掛ける □ の身体操作によって△○□が変化させている。 しかし、これに意識の位置を右に追加すると、 1.貼って   △ お互いの意識が同じ位置にある 2.抜いて   ○ 自分の意識だけ遠ざける 3.引っ掛ける □ 上の意識の位置の差を維持したまま接触する この身体操作は、 意識の位置の移動を行うためにしていることに気づく。 身体操作と関係なく、 意識の位置を任意に移動させられれば、 身体を動かさず技をかけることができてくる。 稽古では、 剛を4段階に分けて 身体操作から意識操作へ次第に移行させるようにしている。

意識を磨く

最終的には意識そのものだけで、 現実につながることがわかってきている。 稽古の手順も 最初、初心のうちは身体操作から入る。 慣れてきたら、意識操作へ重みを傾けた稽古を進めていく。