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型の数

型の数は多い必要がある なぜなら 呼吸法で覚えたことを 日常生活の動きに転用するためには 日常生活での動きのパターンのすべてが必要となるから 覚えきれないくらい多いことも必要 ある程度数をこなした段階で 型や日常生活のあらゆる動きは 覚えた型の動きの組み合わせで表現できる とわかってくるから 逆にいうと 呼吸法で覚えたことを日常生活で活用するためには ある程度の型の数が必要である 呼吸法により 合気(呼吸力)の原理を理解習得する 型稽古により 呼吸力の働く動きのパターンを増やしていく これでようやく 合気道と日常生活がつながってくる

呼吸法と型稽古

合気道の稽古は 大きく分けて 呼吸法と型稽古の2通りがある これらは一見異なる稽古だが 同じ稽古である それぞれの特徴は 呼吸法 ・形が単純、段取りが少ない ・最初から意識の集中と配置に氣を使える 型稽古 ・形の段取りが多い ・形が複雑で意識の集中が難しい ・どのような形と段取りを組んでも意識の集中が安定することを目指す 呼吸法と型稽古の差は 形が多い少ないでしかない 呼吸法で意識集中のコツをつかみ 型へ転用していく 型を覚えて(守) 型稽古の型を呼吸法の型へ変化させていく(破) すべての型を呼吸法の型へ変化させることができたとき 型を離れる準備ができたことになる(離) 見かけは 二つに分かれている(二元)が 元は一つのものである(一元) 二元を一元にしていくことが 稽古の目的である

受けの稽古(剛1)

受けは 剛3よりも剛1の方が難易度が上がる 剛2と3のとき 捕りは 相手との隙間を埋めるのが速く 方向自在なので 捕りの方で隙間を埋めやすい そのとき 受けはただ止めるだけで稽古は成立する (本当は受けも剛2と3で制止する方がよい) 剛1にて受けは より意識的に 隙間を常に最小化する必要がある ◆隙間を常に最小化する これは実戦を考えたときに 一番先に習得しないといけない 合気をかける前提条件は 隙間を埋めること これは捕りでも受けのどちらでもよい 実戦的な武道武術ではこの技術を習得しやすいが 合気道は静から始まるので この技術の習得が難しい 剛1は 捕り:丹田固定  平行移動 △◯▢知覚 受け:隙間を埋める(方向と距離) の稽古となる 剛1は 捕りだけでなく 受けの技術向上も兼ねており とても重要な稽古となっている 受けと捕りの技術レベルが 1から4と進むに連れ 反比例することは面白い