投稿

2022の投稿を表示しています

重富道場

 現在重富道場を中心に稽古を行っています。 重富道場HP https://aikido-shigetomi.com/ 輪進HP 稽古場所 https://sites.google.com/view/rinshinaiki/place

自然体はゼロをつくること(剛)

わかりやすい自然体の作り方は、 剛の場合、  圧を身体内で対抗させることにより 足してゼロをつくる 静止のゼロ ゼロを目指して力を抜くより 対抗力を利用してゼロをつくる方が自然体になりやすい 例として ・伸ばすと縮める ・ねじり方向 右と左 ・上げると下げる これは 一霊四魂三元八力のうちの 八力で説明する対照力? 柔、流へ拡張できる

気づくこと

稽古の過程で気づくこと おそらく合気道に限った話ではなく 全ての事に通じる 稽古を始めたばかりのときは 身体をどう使えば 技がかかるのかを探す しかし 実際に稽古を進めていくと 身体を使わないことで 技がかかることに気づいてくる つぎに 身体を使わないために どう身体を使うかを探すことになる さらに 身体を使わないで 何を使うのか考えるようになる

間を詰めること

稽古する上で まず最初に身につけるべきことは 間を詰める(△) こと 間を詰めるとは 相手との隙間を埋めておくこと 稽古の通過すべき段階として 隙がない状態を認知し 隙を埋めるようになる必要がある 隙のない状態は△である 隙がない状態で初めて気がつく △のままで技を施すことには限界があることに △のままでは 体力や力学的動作のみでしか相手を崩すことができない その間の詰まった状態になって初めて 相手との隙間を変化させる必要性を自覚する 手段としては △○□の変化が必要となる 隙は剛柔流で異なる 剛 空間(距離) 柔 空間(歪) 流 時間 逆に 隙間がすでにある(○)場合は呼吸力・合気(□)を使う必要はない そのまま隙をつけばいい もしくは 必要な場合のみ△をつくり隙間を埋める工程(○□)を1つ増やす 武道・武術の手始めが 合気道である場合 特に気をつける必要がある 型稽古から入るため 受けが隙を認知させない限り 捕りは隙間を認知習得しない 自由組み手なしで型稽古から入る場合 まず最初に 武道・武術において隙を埋める重要性を 受けが示す必要がある

型と形

形に氣をつけて稽古を行う 剛柔流それぞれの段階で、 剛は、 形を適当に作ることができるが、形を正確にする必要はない 柔は、 形を剣の理合に沿う必要あり、形を厳密に整えていく必要あり 流は、 形と関係ないので形に依存しておらず自由である 型の形に対して稽古の指針が異なる 剛 型の形に近づけていく 柔 型の形にする 流 型の形にした上で、崩していく

構えと体捌き

武道、武術において、 構えと体捌きは身体操作の基盤となる 構えと体捌きを習得するのは、 剛と柔が向いている 流は形を持たないため向いていない 形に依存していないのは流のみであり、 剛と柔は形に依存する よって、流ばかりだと、 武術武道の基本的な構えと体捌きを身に着けられない。 そういう意味では、 剛と柔をある程度先に進めた上で、 流に取り組んだ方がよいかもしれない。

当身 突き(剛1)

イメージ
剛1番目による突きの動画になります。ご参考にされてください。 この突きは、 △○□の稽古で最初に稽古する 剛1番目(貼って抜いて引っ掛ける)の方法にて□を作っています。 参考動画 当身 突き(剛1) 突きの動画を上げて頂いてる方がいらっしゃいました。 (アイキングさん、どうもありがとうございます。) HPの動画ページ https://www.rinshin.club/movies

受けの条件まとめ

受けの条件として 1:捕りの形を型に制限させておくこと 2:実戦のやり取りに近づけること 3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること 4:常に受けをより良い自然体に導くこと が必須となる 現在把握している受けの条件1~4について、 簡潔ながら考えがまとまってきた。 これからわかることは、 型稽古において、受けのもつ技術の重要性である 受けの技術を抜きに型稽古を行っても稽古は成立しない 古流の稽古では一対一で稽古を行う理由になる。 受けは教え伝え習得させる立場である。 受けは、 捕りの自然体の実力をみて、 どの型を稽古すべきかよく吟味して型を選択する 型の中で自身の自然体を調整しつつ、 受けの自然体を鍛えていく 受けが、 型のやりとりの中で自身の自然体を上下させる そのとき、その型の中で良しとする捕りの自然体を予め設定しておく 型を通過するたびに捕りの通過する自然体の絶対値を上げていく。 すべての型において、 受けの用意できうる自然体と互角、もしくは超えた場合、 「皆伝」となる。 型は触媒であるので、 型を覚えることは目的ではない。 型を通して、 捕りが自然体を習得し、受け以上になるとその役割を終える。

受けの条件4

受けの条件として 1:捕りの形を型に制限させておくこと 2:実戦のやり取りに近づけること 3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること 4:常に受けをより良い自然体に導くこと が必須となる 4について、 4:常に受けをより良い自然体に導くこと 受けは、 捕りが2-3度安定して一定の自然体を保持し、 型を終始こなすことができることを確認したとき、 受け自身の自然体を少し上げ、 捕りの自然体がより良い自然体で型を行えるか確認する。 そうすることで捕りの自然体が徐々に向上していく。 例えば、 捕りの意識が胸にあり、受けの意識が肩にあるとする。 このとき、自然体は下記のとおり、捕り優位になる。 捕り(意識:胸)>受け(意識:肩) 受けが型の最中、 自然体が安定して下がらないこと確認したとする。 次の課題として、 受けは意識を胸に置き、 捕りの意識を胸以下になるように要求する。 この繰り返しにより捕りの自然体を向上させていく。 これを行うには、 受けが自然体の絶対値をある程度自在に上下できることが必要となる。

受けの条件3

受けの条件として 1:捕りの形を型に制限させておくこと 2:実戦のやり取りに近づけること 3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること 4:常に受けをより良い自然体に導くこと が必須となる 3について、 3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること 受けは捕りの自然体よりほんの少しだけ自然体を下げ、 捕りが□になるように抵抗する。 受けは、 捕りが型の途中で力み・軸ズレなどで自然体が下がったときには 自ずと止まるように仕掛けておく。 そうすることで、 捕りは、 ・自身の自然体がどの程度あるのか ・型の場面毎に保持できているのか かを理解していく。 この仕掛があると型によって、 自然体を保持しておくことが難しい場面があることに気づく それは自身の自然体を保持できていない場面となる このように型と受けの自然体によって、 捕りの自然体の抜けが炙り出されていく 例えば、 捕りの丹田が胸にある場合は、受けは肩に意識をおき、 相手の自然体を越えないようにしておく。 この場合、捕りの意識が胸から肩に移った瞬間に技は自ずと停止する。 そうすることで 捕りは、 その自然体以上に自然体を崩せない状態で型を行うことを課題とできる。

受けの条件2

受けの条件として 1:捕りの形を型に制限させておくこと 2:実戦のやり取りに近づけること 3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること 4:常に受けをより良い自然体に導くこと が必須となる 2について、 2:実戦のやり取りに近づけること 受けは型稽古の役割として、 技を受け、負ける側となり、常に崩されている立場になる。 そのとき、 崩されつつも、常に捕りとの隙が最小になるように調整しつつ抵抗しておく。 抵抗の仕方にルールが必要 倒されないように抵抗するのでなく、 即倒せるように、隙をすぐにつけるように抵抗する必要がある。 受けは実戦を常に想定すること。 倒されないように抵抗すると、捕りとの隙間が大きくなり、 実戦であれば即変化すべき状況となる。 それを無理やり型に沿って稽古する意味はない。 その受けの隙が適度かどうか感覚を掴むには、推手の型を行うとわかりやすい。 推手では、 無駄に力が入ったり、腰が引けたり、軸がずれたりすると、 すぐに崩されてしまうので、隙を最小にすることが身につく

受けの条件1

受けの条件として 1:捕りの形を型に制限させておくこと 2:実戦のやり取りに近づけること 3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること 4:常に受けをより良い自然体に導くこと が必須となる 1について、 1:捕りの形を型に制限させておくこと 受けは捕りが目的とする型以外の自由度を持たせないように受ける必要がある。 例えば、 小手返しの途中で受けの抵抗する方向ズレや力みにより隙が大きくなると、 捕りは、小手返しでなく他の技に変化した方が効率が良い場合がでてくる。 そうなると、実際は小手返しから別の技に移行した方が良い。 通常、 型稽古では捕りは型を別の形へ変化させてはいけないため、 小手返しより良い選択肢がある状態なのにその型をこなす必要がでてくる。 こうなると、効率のよい稽古ではなくなってしまう。 受けの方は、 そうならないよう常に注意を払う必要があり、 捕りとの隙(△、○)を見つつ、捕りが小手返しをするしかないように受けをとる必要がある。 そのため受けは、 常に相手の正中線に対して圧をかけて、隙が最小となるようにしておく。 受けがこの意識を持つことにより、 互いの隙(△と○)大きさにも気がつくようになってくる。

受けの条件

型稽古では、 技をかける側:捕り 技を受ける側:受け の役割に分かれて稽古を行う 型稽古を効率よく有効に稽古してく 受けの条件として 1:捕りの形を型に制限させておくこと 2:実戦のやり取りに近づけること 3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること 4:常に受けをより良い自然体に導くこと が必須となる

剛柔流の使い分け

技をかけるとき、 かける対象がどの間で動いているか(興味(△)があるのか) それに合わせて間を使い分ける必要がある。 剛には剛 柔には柔 流には流 を適用させる必要がある。 剛柔流は周波数(波長)のある帯域を示しており、 かける対象の△をみて、その帯域を選んだ上で技をかける必要がある。 その帯域が合わないとそもそも○□が起こらない(共鳴しない) もしくは、 帯域をあわせるように相手を変化させる行動(△)が必要となる。 人はその帯域を数値で認知できないが、意識の構造として認知できる。 よって 剛 臍下丹田 柔 目線 流 場 となる。

隙を最小に

剛・柔・流をバランスよく使うことが隙を最小にすることになる。 剛・柔・流はそれぞれ 後の先、対の先、先の先にあたる。 第一文字の「後」「対」「先」は、 相手が意識して仕掛けてきたときとの時間差を指す。 「後」:相手が意識して仕掛けてきた後 「対」:相手が意識して仕掛けてくるのと同時 「先」:相手が意識して仕掛けてくる前 第三文字の「先」は相手と一体化する(□)ことを指している。

両手を使うこと

型は両手使うように稽古を進める。 両手を使う意味は、 ・攻守一体(攻撃と受けを同時) ・身体の正中線の基準と補正 ・意識を両手の二箇所に分断し身体から意識を切り離す 合掌も同じ意味あいがあるのでは?

意識構造・自然体・三元

稽古で身につくことは意識構造 この意識構造により自然体の程度が決まってくる 自然体の程度と三元(△○□)の関係は、 ・互いの自然体の程度の差がある、かつ認知した場合、「□」が発生する ・互いの自然体に差がなく、かつ認知した場合は「△」が発生する。 ・互いに認知しない場合は「○」

意識の構造をつくる

稽古にて身につくことは、 意識の構造 ということがわかってきた。 現状、把握できているのは下記構造になる。 剛 臍下丹田 柔 目線上 流 場 稽古ではこれら意識の構造を 固定>認知>定着>安定化 の順で身につけていく 技がかかる(□)とは、 この意識の構造が相手より自然において優れているときに起こる現象 意識の構造が優れているとは、 剛(臍下丹田)の場合、 ・意識の位置が臍下丹田に近い ・大きさがより小さく濃い これらを満たす側が技をかける よって、 その意識構造ができれば終わりでなく、 その構造をより精錬し向上していく必要がある この意識構造とある程度習得し、 △○□を知覚したとき、 上には上がいることがよくわかる また、上記意識の構造は、 は説明しやすいので有用だが、 実際に構成できる構造は、より複雑精妙なものと予想している

静止すること

稽古では、身体を常に静止させ動作することを目指す 体術・剣・杖の動作のとき、常に静止させておくことに重きをおき、 素振りの段階で反動で振らないことを意識させる 常に身体の半身の切り替えにより剣と杖を振るので、 剣(杖)の位置・角度と半身のズレには相対関係がある よって、 半身の動きが止まれば、剣(杖)も直ちに静止し変化することができる 静止しているので、切る(打つ突く)狙いの箇所も正確になる 剣の場合は更に、 半身の動きが停まると、剣の引きがなくなるため切れなくなる 活殺自在の動きにつながってくる これはおそらく野球のバットスイングも同じことが言えるのでは? バットを反動で振るのではなく、常に静止させて振ること 表現を換えると、剣を遅くふる、バットを遅くふる

差から産まれる

技をかける(□)は 相手と自分に自然体の差があるために起こる 剛の1段階目の 貼って抜いて引っ掛けるも自然体の差を作るため 逆にいうと、 自然体の差があれば、自ずと技がかかる(□) 自然体を向上し差を産むには、 臍下丹田(剛):腹を据え、全てを受ける 目線(柔):目的のみに意識を集中する 場(流):周囲に氣を配置させ、他を重んじる 自然体が向上すると 周りの意識と差が生じ、その意識が現実化(実に現れる)し、 無から有が産まれる 合気道では技がかかることだが、これは日常生活の中でも同様 無から有を産むには、差をつくることが重要 その差は自然体の差であり、 自然体の差は意識によって産まれる

身体操作と意識操作

ふつうは、 身体の操作で技がかかるものと考えられている 例えば、剛の1番の稽古方法では、 1.貼って   △ 2.抜いて   ○ 3.引っ掛ける □ の身体操作によって△○□が変化させている。 しかし、これに意識の位置を右に追加すると、 1.貼って   △ お互いの意識が同じ位置にある 2.抜いて   ○ 自分の意識だけ遠ざける 3.引っ掛ける □ 上の意識の位置の差を維持したまま接触する この身体操作は、 意識の位置の移動を行うためにしていることに気づく。 身体操作と関係なく、 意識の位置を任意に移動させられれば、 身体を動かさず技をかけることができてくる。 稽古では、 剛を4段階に分けて 身体操作から意識操作へ次第に移行させるようにしている。

意識を磨く

最終的には意識そのものだけで、 現実につながることがわかってきている。 稽古の手順も 最初、初心のうちは身体操作から入る。 慣れてきたら、意識操作へ重みを傾けた稽古を進めていく。

型は触媒

型には、 ・その人の技術を露呈させ他に写す作用 ・逆に型により技術を見出す作用 の両方の側面がある。 言い換えると、 型から術が産まれ 術が型により他へ拡散する。 技術を伝承し拡げるには、必ず型を通す必要がある。 型を通した後、無から有を自在に産み出せるようになる。 自在となったものが本物だか、 それを非自在が真似ても自在にはなり得ない。 型の存在はとても不思議と感じる。 型とは、非自在から自在へ変化するための触媒となっている。

姿勢の互換性

剛・柔・流の姿勢は下位互換がある それぞれの意識配置には互換性がないが、 その結果である形には姿勢には互換性がある。 流を上位、剛を下位とすると、 ・流は、剛と柔の下位互換になる。 ・柔は、剛の下位互換になる。 ・剛は柔・流の上位互換にならない。 言い換えると、 ・剛で有効な姿勢は、柔・流に組み込める。 ・柔で有効な姿勢は、剛に組み込めないが流に組み込める。 ・流で有効な姿勢は、剛・柔には組み込めない。 よって 型による形づくりから考えると、 稽古で身につけていく順は 剛>柔>流 がよい。

形と意識

意識の結果、形が産まれる 型は、 その産まれた形を先に指定することで課題とし、 見えない意識を見える形にして評価する仕組みとなっている。 意識から自在に形を産み出す事ができるようになったとき、型の役割を終える。 型の役割を終えるということは、 合気道、剣術などすでにある型を必要とせず、 形を自ずから産み出すことが身についたということ。 山岡鉄舟 「無刀とは、心の外に、刀が無いこと。 敵と相対するとき、刀に拠ることなく、 心を以って心を打つ、これを無刀という」 に通じる

会員募集(鹿児島)

 鹿児島の国分武道館で稽古可能な方を募集しております。 体験されたい方はご連絡ください。 稽古日程:週1~2回(随時都合の良いとき) 募集人数:若干名 稽古内容: ・合気道の型(体術・剣・杖) ・三元(3つの結び△○□) ・技(剛・柔・流) メール:rinshin2003@gmail.com 電話:050-5580-1057 ホームページ:https://www.rinshin.club/ ブログ:http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/1170

物をみては・・・

何事も物(過去)をみて動くとうまく行かない。 物は結果であるからだ。 合気道でも技をかけるのに物(相手の身体)をみて、 それを動かそうとした時点で技はかからない。 人がこの世にないものを産み出す仕組みを利用して、 合気道の技は成立している。

氣の差

剛柔流は氣(意識)でも説明できる。 最終的にはこの意識により技を使い分けるようにする。 剛は氣を治めること 守 柔は氣を前に出す 破 流は氣で周囲を満たすこと 全方位に出す 離

剛剣、柔剣、流剣

合気道の術理は武器術から派生していることがわかってきている合気道の型はそのまま武器術に還元できる 剣の道は3通りある。 剛剣、柔剣、流剣 現在下記解釈としている。 剛剣:体術 柔剣:剣術、柔術 流剣:居合、座禅

観る

観るのとができる範囲が重要 意識の場所により観ることのできる範囲が変わる 見る範囲が広いほど創造できる間(時間と空間)が拡がる 観音菩薩につながる

稽古予定の公開

輪進合気塾の稽古予定を公開しました。 https://www.rinshin.club/schedule 3月 4日 (金曜日)18:00 3月 11日 (金曜日)18:00 3月 17日 (木曜日)18:00 3月 25日 (金曜日)18:00 場所 国分武道館, 日本、〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央1丁目14−56 (地図)

技のかかる再現性

稽古をすすめていくと気づいてくることは、技を段取りとおりに行っているのに 相手によってかかる人とかからない人が出てくる。 この相手ではうまくいくのに、 別の相手ではうまくいかないことがある。 なぜか? 方法は同じなのにかからない。 方法・手順や形だけではかからないことに気づく必要がある。 よって、どこかの段階で方針を変える必要がある。 技をかける条件は、 自分の自然体>相手の自然体であり、 その結果、□の結びが発生する。 自分の自然体が向上されていないうちは、 あるレベルに到達するとそれだけでは技の効きが頭打ちとなってくる。 理由は、 方法・手順や形に技をかけやすくする要素だけでなく、 自身の自然体を向上させる方法を含めることが不足しているためである。

力を抜く

力を抜くには 力を抜くように訓練してもあまり効果はない。 △は一箇所にしか発生しないことを利用すると良い。 抜きたい位置から意識を外すこと。 例えば、 力を入れている左手の力(△)を抜くには、 その反対側の右手の力を入れる(△に変化) そうすると、力が入っていた左手は一瞬で力が抜ける(○)。 最終的には、 意識を自在とすることで力が抜ける。

対象の拡がり

技をかける(□をつくる)条件は、技をかける対象よりも自然体であること。 よって、自然体が向上すれば技をかける対象が拡がっていく。 対象が人であれば、技のかかる相手が増えていく。 これにより自身の稽古の進捗具合がわかってくる。 技が向上していくと、 技のかからない相手(自然体が高い相手)が段々と少なくなってくることを認知していく。 自然体をより自然体にしていくには、 実と現実(虚)の認知と実践が重要。

締めの違い

剛・柔・流の締めには違いがある 剛:重しがかかったように抵抗した箇所から奥へ負荷がかかる 柔:痛み・抵抗なく関節を可動させる 流:相手が内部から崩れる それぞれ相手の反応に差が出るため、 動画でも受けの崩れ方を観ることで捕りの技を区別できる

自然体は絶対値

自然体には絶対値がある。 しかし、その絶対値を認識することはできない 稽古を通じて、 相手との比較、絶対値の差(相対値)としてのみ認識できる 自然体の絶対値自身をみることはできないが、 差は認識できる 合気道では腕を掴むのでこの差を認知しやすい これが合気道の稽古の特徴 一人の場合は、 これを認知することは困難だが、 相手のいる場合は相対値として認識できる 認識できるのは相対値だが、自然体は絶対値である 稽古唯一の目的は 自然体の絶対値を上げていくこと

技をかける条件

技がかかる(□をつくる)条件は、相手を制する残心まで自分の自然体が相手の自然体を超えた状態を維持しておくこと。 この状態ができれば、どのような形になっても技はかかる。 技をかける優れた方法というのは、 手っ取り早く 相手を制する終わりの段階まで自分の自然体が相手の自然体を超えた状態を作り出せる状態をつくれる方法となる。 簡単な説明としては、 自分の自然体>相手の自然体 のとなっていればよい 上記条件を満たすには下記2通り考えられる。 1.相手の自然体を下げる。 2.自分の自然体を上げる。 よって、稽古の目的も2通りある。 1.いかに相手の自然体を下げるかどうか。 2.いかに自分の自然体をあげるかどうか。 1は、△の作り方の追求になる。 2は、○□の作り方の追求になる。 最初は自身の自然体を測ることが困難なので、1が良い。 型でも形の複雑なものは1を目的とするように設定されている。 自身の自然体を測れるようになれば、2に移行していく。 優れた稽古手順(型の順番)は、 2>1>2となっている。

呼吸法の稽古方法

合気道では座って両手を掴んで押し合う稽古の型(座技呼吸法)がある。 この型を活かす稽古方法として、 技をかける側(捕り):前方のみに押す 技をかけられる側(受け):前方のみに抵抗する こうすると ・△○□の知覚化の稽古 ・剛柔流の技のかかり具合の差の認知 ・自身の呼吸力を相手の呼吸力との差として認識 に利用できる。

HPの更新

 HPを更新しました。 剛柔流と△○□を習字の先生に書いていただきました。 大変素晴らしいです。 https://www.rinshin.club/theory

剛の締め

剛を身体操作でなく意識操作で実行すると、 身体操作では締める前の段階で既に締まる。 いくつか例をあげる。 1教で相手の片腕を抑えるとき、 両手で抑え始めた段階で相手の肩まで締まってしまう。 小手返しのうつ伏せの相手を片手で抑えるとき、 相手の手首を締める前に相手の肩まで締まる。 四方投げで相手の手首を両手で背中側へ崩すとき、 手首を握るだけで相手の全身が固まり締まる。 など、身体操作と意識操作の違いがみえている。 これから 臍下丹田を意識するだけでよいということ は本当であることが確認とれてきた。

次元の一致

  原因と結果には次元数に法則がある。 結果の次元数は、必ず原因となる次元より1つ下の次元数となる 3次元が2次元を作る 2次元が1次元を作る 剛は1次元をつくる ということは 剛は2次元 間は距離 柔は2次元をつくる ということは 柔は3次元 間は歪 流は3次元をつくる ということは 流は4次元 間は時間 これで流が時間を変化させることと一致した。 さらに 流は4次元であり3次元をつくる事ができることになる。

次元を超えること

  剛柔流は次元が違うので全くの別物のように一見みえる 実際は、剛柔流は意識の場所の変化にすぎない ということは、 次元を超えることは意識の場所の変化にすぎないことになる 光と影は2つあるようにみえる(2元) 光があるかないかの変化にすぎない 極論をいえば、 すべての言葉や定義は 変化しているものを切り分けて理解しようとしているにすぎないのでは?