型稽古の意図



人は自己と自我との葛藤により自己を見出すこと(本来の自分を取り戻すこと)により
自在となり成長していく

型稽古とはその段取りを再現している仕組み

自身が自我にとらわれているとき
意識的になにかを行う
そのことは一時的な反映をもたらすかもしれないが、やがて自滅する

なぜなら自我の世界は二元であるので
良いことと悪いことが同時に常に発生する

良いことが最初起こると次に悪いことが起こり始める

陰陽の法則

次に自滅し落ち込むと
内面に注目し
自己に気がつき
無意識で動けるようになる

すると
その型の形の中で
一元の世界に入ったことになる

今までうまく行かなかったことがうまく回り始める
それは自我(意識)から自己(無意識)へ転換したからである

何事も初めてのことは
この段取りを踏むことは必然である

天才とはこの段取りを踏まない人

型稽古でいうと
型の形を覚えようとすることは
ます意識的に行うことになる

つまり
型稽古とは
自我をわざと使わせるように仕組まれており
やがて
自己に気づくようになっている

自我があるから自己に気がつく

それを繰り返していくと
あらゆる動作が無意識に移り
すべての動作が自己に転換する

型の形が自己となり
それが実現する(技がかかる)ようになる

型稽古の意図がよくわかる

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